Karl Gotch (1924 – 2007)

[ プロレス ]
2007年7月29日 日曜日

とうとう逝ってしまった。8月3日で83歳になる直前のことだった。

彼のプロレス界に残した功績は大きい。っつうか、大き過ぎるんだけど、残念ながらそれを判ってるのは、ある世代以前の日本のプロレスファンか、極一部のアメリカのマニア達くらい。

自分も実は、彼の試合で見たことがあるのは新日本プロレスの第一回興行でのメインの対アントニオ猪木戦、同じく新日初期に行なわれたルー・テーズと組んでの対猪木&坂口征二戦、去年入手した国際プロレスDVDセットに入ってる対ビル・ロビンソン戦くらい。あと1982年元旦に行なわれた藤原喜明とのエキシビションだけはビデオじゃなく生放送で見た。

以前、凶器攻撃と流血で有名なアブドーラ・ザ・ブッチャーに「リング上で観客に判らないことをやるつまらないレスラー」とか言われたり、長年日本でレフリーを務めたユセフ・トルコには、「あんなの幼稚園の先生。猪木が可愛がり過ぎた。」などと言われたりもしたし、基本的にショー的要素を重んじる業界人からはあまり好かれてはなかった。が、自分がテキサスの大学にいたころ、友人がジョニー・バレンタインと話をしてた際、彼の名前を出すと、かつて全米で大悪役として暴れまくった、あのバレンタインが、「彼が本気で仕掛けてきた時は本当にヤバかった。」と、情け無さそうな顔をして話したこともあった。そして20世紀最高のレスラーと言われるルー・テーズでさえ一目置いてしまうという、それくらいの職人レスラーだった。

といった感じで、アメリカではあまり売り出されず、唯一トップ扱いされたのは、1960年代前半のオハイオ地区くらい。

だが日本では、多くの弟子を育てたコーチとして有名で『プロレスの神様』と呼ばれた。主な弟子には、猪木、藤原、木戸修、藤波辰爾、佐山聡(初代タイガーマスク)、前田日明、船木誠勝他、後に日本での総合格闘技の先駆けとなるUWF系選手を含め、かつての新日本の大物が揃っている。アメリカでも最近、マニアの間で、「総合格闘技のパイオニア」だと言われることがある。

確かに試合は殆ど見たことがない。でもカール・ゴッチの存在があったからこそ、少年期に新日本ファンとして育った自分もこれまで30年近くプロレスファンをやってこれた。

…と、亡くなって改めて感じている。

Rest in Peace…


BBQパーティ

[ 信仰 / 飲み喰い ]
2007年7月28日 土曜日

今日は、毎年恒例の、JCFN New York BBQ Partyだった。

JCFNが何か知らない方は、サイトを見てもらうとして、自分はそのJCFNのNY集会の手伝いをしている。実は去年のBBQパーティ以降、NY地区のリーダーのKちゃんの出産や、自分の引越しなどが重なり、活動休止状態だったが、去年頃から手伝ってくれてるMの一声もあり、せめてBBQくらいはやっときたいっつうことで、頑張ってみた。

だが、去年まで材料の仕込みをお願いしてた店を、オーナーだった自分の友人が去年売ってしまったため、材料を買い揃えることから全て自分達だけでやることに。新しいオーナーでも良心的な値段でやってくれそうとも聞いてたし、その人は韓国人なんで肉を焼くことには詳しいということだったが、今後のことも考えて、自分達でできるようにしといた方がいいだろうということで、全部やることにした。

昨日は、仕事を早めに引き上げて、買出しのためクイーンズまで行って、大きな韓国マーケットでクイーンズに住むKちゃんとマンハッタンに住むMと待ち合わせ。肉や野菜、調味料を買い揃えた。Kちゃんはそのまま帰宅し、自分は我が家で一泊するMを連れて教会へ。

鶏はドラムスティック、豚はポークチョップ用に切ってあるものを買ったが、牛に関しては、ブルゴギ用の大きな固まりを二つ買ってきた。これを小さめのステーキサイズに自分でスライスし、ブルゴギ用のタレをぶっ掛け、一晩漬けた。ドラムスティックも同様にタレに漬けといたが、豚は凍ってたし、塩で味付けをしたかったんで、一晩冷蔵庫に入れといた。その後Mも一緒に、毎週うちの教会で行なわれてる祈祷会に参加。

今朝、我が家に泊まってったMを連れて早めに会場であるうちの教会に向かい、まずは解凍した豚に、天然塩とコショウを少しかけて、ごま油をぶっかけた。前夜から塩をかけとくと、肉が硬くなる可能性もあったし。

ゲストでメッセージをしてくれた牧師のテーマは、『祈り』だった。人間っていうのは、気力や体力があればいくらでも頑張れるけど、自分には最善をもたらしてくれる神様への信仰があって全てを委ねた時って、そうじゃない時の行動に勝ると思う。

前の日は、天気予報で、雷雨だとか言ってたけど、帰宅してこれを書いてる現在まだ雨なんてなし。超蒸し暑かったけど、天候に恵まれて感謝。いくら仕込みや打ち合わせをしっかりやっても、BBQやるのに雷雨だとシャレにならんし、やっぱ最終的には神様が仕切ってるんだなと再確認した。

とてもいい集会だった。我ながら肉は旨かったし(笑)。これを機会にまた、JCFN New Yorkの活動を、定期的に再開できたらと思う。


フォーチュン・クッキー

[ 未分類 ]
2007年7月24日 火曜日

フォーチュン・クッキーがなにかわからない人は、Wikipediaを参照していただくとしよう。Wikipediaって、誰もが編集できるんで、専門的・オタクっぽい記事は結構いい加減であてにならんが、こういった、事実を曲げようにも曲げられない程シンプルなことに関しては、結構役に立つ。

自分は、占いとかおみくじとかは嫌いなんで、チャイフー(アメリカにあるチャイニーズ・フードの略であって、中華料理とはこれまたちょっと違うんよな…)喰いに行っても、後から出てくるクッキーを開くことは、あまりない。友達とかと一緒に行くと、話のネタってことで一緒に開いたりするが、大体は、「だから…?」って思うことが殆ど。

だが、今日の昼飯で一人でチャイフー喰いに行った時に、なぜか、「今日は開いてみろ。」という声が聞こえたような気がした。

まぁ、別に、これで人生左右されるわけじゃないし、何が書いてあっても動揺することなんて無かったんで、とりあえず開いてみたら…
「The next move is up to you.」 (次の一歩は自分次第)
うわ…。

そろそろ会社辞めて独立したいと思ってたけど、なかなかタイミングが掴めず迷ってた自分は、ちょっとびっくりしたかも。

いやいや、たかがクッキーの一言で惑わされては…。しっかりイエスの御名によって祈って決めねば……とか思いながらも、滅多に開かないクッキーの中の、かなり的をついた一言だったんで、焦ってしまった。


萩 (Manhattan)

[ ニューヨーク / 飲み喰い ]
2007年7月14日 土曜日

今日は真昼間からマンハッタンに出かけ、ある人に会いに行った。何年間も、メーリングリストやウェブサイトで共にクリスチャンの活動をしてきた人だが、実は今日が初対面。少なくともこっちは何の違和感無く会って話すことができた。

夕方には、嫁さんを含む他三人と、久しぶりにタイムズ・スクエアの近くにある居酒屋『萩』で合流。シカゴから休みで友人が帰ってきてたんで、そいつらと飲むことに。昼間から一緒だった人は、イベントに出席するため途中で抜けたが、4人は結構遅くまでいた。

うちの嫁さんは全然飲まないが、他はかなりのもの。まずサッポロビールをピッチャーで2杯。一人は焼酎に変えたが、我々二人はそのままピッチャーのおかわりを続ける。

そして、レバ刺しやタン塩、ハマチの刺身やサラダなど色んなつまみをたいらげ、最終的に塩焼きそばをみんなでつついた後、デザートを。

それでも4人で、チップ込みでも$200超えなかったんじゃないかな。ミッドタウンはどちらかというとビジネスマンが多く、日本食屋もそんなに安くはないが、この店は、この地域の割には結構安いし、出てくるものも美味しい。他の三人は初めてだったらしく、結構気に入ってくれた。そういえばここ、何年も前は同名のカラオケバーじゃったんよな…。

別の日本食屋『いろは』の左側の入り口、階段を下りて地下にある店。

Hagi
152 W. 49th St., B1F (between 6th & 7th Ave.)
New York, NY 10019
Phone: (212) 764-8549


『仕える』ということ

[ 信仰 / 家族 ]
2007年7月3日 火曜日

今日はNYに戻る日。10:30amごろには出て、昼過ぎには我が家に戻る予定だった。

義兄は仕事で出てったが、義姉の方は休みをとってたので、うちの嫁さんと三人で談話が長引いてしまった。

この夫婦には三人の息子がいる。今回は末っ子の高校の卒業パーティだった。彼と長男とは、先日アリゾナに行った際に会ったが、次男は来てなかったので今回が約8年ぶり。

長男は現在ニュージャージーの空軍基地に配属中で、戦争が始ってからのイラクにもいたことがあるらしい。自分にしてみれば、リベラルだとか保守派だとか、所詮政治家なんて自分達のことばかりしか考えてないとしか思ってないんで、無意味な分け方だと思ってるが、ここの夫婦と長男は典型的な『保守派』共和党なんで、そんなことは言えない。アリゾナで会った時は義兄と長男を相手に、政治に関して大議論をやってしまったので、今回は黙っとくことにした。

義姉の話を聞いてると、我々夫婦とは正反対の見解だというのがよく判る。例えば、自分は『右』に偏り過ぎてると思われるFox Newsは見ないようにしてるが、彼女にとっては、他のチャンネルが『左』過ぎるので、Foxしか見ないとか。

そして、軍隊に所属する長男のことを自慢する。軍隊を美化するような話を得々とされるとイライラしてくるのは当然。

すると、彼女が一言。

「世界平和ってのは、当然だれもが望むものだけど、でもそれは地域単位から始めないと意味がない。」

地域単位ということは、次は州単位だったり国単位だったりする。今のアメリカがやってるのは、国の平和を守るってことより、それを口実にしてよその国をメチャクチャにしてるわけなんだが、そんなことも、そうじゃないと信じてる人相手に、言ってもしょうがない。それを抜きにして考えると、彼女が言ってるのは一理ある。


ここの長男は実際イラクにも行った。激戦区じゃないとこの配属だったんで無事だったものの、リスクがなかったわけじゃないと思う。親である彼女からすると、「死んでった人達の名前を読み上げて追悼するのは当然だけど、ちゃんと生きて帰ってきた人達を祝うのも必要なのでは?」ということだった。

そこでふと思った。

自分にしてみりゃ、戦争なんて人間の愚かさの集大成で、もちろんそんなことは本人には言えないが、自分の甥は、(政治家に騙されてるという意識じゃなく)国の平和のために自分の生命のリスクを背負ってでも、国に仕えている。自分が信じてることに対して、命をかけている。

政治家達も戦争も全て愚かだって、偉そうなことを言ってるが、命をかけてでも守ろうとしてるものが実際にあるのかどうか(嫁さんは別として…)、そう考えると自信がない自分がいた。

聖書には、全てを尽くして神に仕えろと書いてある。見えるものにさえ、仕えられてないのに、見えない神に仕えるというのは、尚更難しい。

『宗教』ってのは結構簡単なんだろうと思う。だが『信仰』となると、そうはいかない。自分は『キリスト教』という宗教なんて興味はない。だからこそ、決して楽だから『信仰』の中に生きようとしてるわけじゃないってことを再確認させられた。