Oh Danny Boy…

Boyne Valleyという地域の日帰りツアーに行ってきた。ホテルまで迎えに来てくれるとこが嬉しい。

観光局を出発し、Dublinの街を出かけた時に見つけたこの看板。かなり印象に残った。


後で聞いたところ、現在、当地の公共放送局RTEが、アイルランド人としての伝統を再認識しようと国民に訴えるために始めた『The Time of Our Lives?』というキャンペーンの一環らしい。

Dublinから1時間以上北上し、最初のツアースポット、Newgrangeへ。


5000年前に作られた古墳で、エジプトのピラミッドよりも数百年古いらしい。こりゃ凄いものを見させてもらった。今でこそ観光局により管理されたツアーの客しか入れてないが、200年(300年?)くらい前に発見され公にオープンされた直後には個人客が入れたらしく、内部に色々落書きがしてあった。我々が見つけた一番古いのは1807年のもの。いつの時代もいるんだな、こういう奴。(笑) また、丘の高いとこにあるので、周りの風景も楽しめた。牛や羊が多い。

ちなみに、観光センターの中に各国語のパンフレットが置いてあり、興味本位に日本語版を見たら、『Boyne Valley』というのをそのまま『ボインの集落』と書いてあったので、おもわずふき出してしまった。

次に向かったのは、Mellifont Abbeyという教会跡。


12世紀に建てられたらしいが、その後数々の侵略により潰されてしまったとか。ガイドの爺さんが、その教会の歴史や、当時の献身者達の生活を詳しく説明してくれた。

この教会の悲惨な結果や、土曜日に見た超豪華な教会、そしてツアーバスから見えた前述の看板に書いてあったことなどを思うと、クリスチャンとして、自分自身の信仰について、これまた色々考えてしまった。

行きも帰りも、道路にはもちろん色んな標識が立ってるわけで、その中でずっと気になってたのが、Derryという街への標識。北アイルランドにあるんで、すぐ行ける距離じゃないんだろうが、やたらと目についた。あの有名なアイルランド民謡『Danny Boy』は『Londonderry』や『The Derry Air』とも呼ばれる。帰りのバスの中ではその曲のメロディが心の中に流れ、「あ~、わし、今ホンマにアイルランドにおるんじゃのぉ~。」と、一人でしみじみしてた。

夕方バスが市内に戻った後、我々三人は、海岸沿いの景色が素晴らしいとやらで、今度は南側の郊外のBrayへ。電車で40分ほど。


島国まで来たんだし、やっぱ海岸には来ないと。ついでにその辺のレストランで夕食を済ませてホテルに戻った。

上部へスクロール

Copyright © 2005-2025 Hisaharu Tanabe.
Privacy Policy
Site hosted by Arisu Communications