サボテン

夕べ真夜中の便でアリゾナ州トゥーソンに到着、三人の義兄の真ん中で、メリーランドから来てたマイクとその家族に迎えにきてもらい、予約していたモーテルへ。彼らはバンをレンタルしてるんで、今回の旅行では、マイクが色んなところに連れてってくれるらしく、おかげで自分らはレンタカーせずに済みそう。

部屋には窓が無かったんで、とりあえず外観を。


天気予報によると、残念ながら、我々の滞在期間は通常ほど暖かくないとか。なので今朝もプールで泳いでる人は少ない。

昼頃に迎えに来てもらった。バンの後ろを付いて来る別の車にはマーリンとデビッドが。マーリンはうちの嫁さんの養父の前妻で、デビッドは今のご主人。どんな顔して挨拶すりゃええのやら、ちょっと複雑な気分。

そして、一番上の義兄のリックを迎えに行き、合計9人で近くのレストランでブランチ。店の前で車から出た後、いよいよ我々夫婦はマーリンとデビッドと初対面。これまたちょっと緊張。

だが、凄くニコニコした顔で、「マイク達から話はよく聞いてるよ。」と挨拶してきてくれた。その後の会話も、うちの嫁さんに対して笑顔で「あなたのお父さんはね…」ってな感じで気軽なもんだ。日本じゃなかなかないだろうな、こういうの。第一、アメリカでは昔から離婚・再婚なんて珍しくなく、オープンに語るのが普通。これが日本人同士だったら、複雑な家族構成なんてブログに載せてられないんだろうけど、この夫婦の器量の大きさからすると、そんな遠慮も無用だと思ったんで、載せることにした。

食事後、そのままマーリンとデビッドの家に。きれいな家だが、雰囲気は西部っぽい。カーボーイやアメリカ原住民(俗に言うインディアン)関連の飾りもしてある。

前々から、この地域は砂漠でサボテンばかりだと聞いてたが、まさにそのとおり。家も色んなサボテンで囲まれてた。


なかには、先っちょが曲がってる、ちょっとマヌケなのも…。


サボテンも、大きなのになると、中身はあまり見かけが普通の木と変わらない。これは完全に干からびて周りが落ちたものだそうだ。


そして砂漠の向こうには、緑の少ない山脈が。LA郊外でこれっぽいのを見たことがあったけど、ここまででかくなかったような気がする。


一休みした後、マイクの家族とリックと共に、バンでドライブ。リンコン(Rincon)とサンタ・カタリーナ(Santa Catalina)の二つの山脈に挟まれたレディントン峠(Redington Pass)の頂上近辺まで行ってきた。ここからはトゥーソンの街が見渡せる。


そして、やはり周りはどこを向いてもサボテン。


普通の木や草の様に見えるものも、よくみたら葉や枝の先はとがってる。砂漠の植物の多くは、こうやって、動物からの攻撃から守られてるという。まさに神の業。


峠のふもとには幾つかの豪邸がある。この中のどれかが、ポール・マッカートニーの所有だった物件で、リンダ(最初の奥さん)が亡くなった場所だとか。


帰る途中に、アグア・カリエンテ公園(Agua Caliente Park)に寄った。鴨や亀など、色んな動物が池の周りにいたが、blue herring (青セグロカモメとでも言うんだろうか…)という大きめな鳥もいた。


夕方にはこの度結婚する義兄ビルと相手のリタの家で親戚や外来者を集めてのパーティがあった。

リタが、赤ちゃんをあやしてたんで、抱っこさせてもらうと、その子に向かって、「あなたの叔父さんよ。」とか言う。誰の子なんだろうと思って後で嫁さんに聞いてみたら、リタは前のご主人と死別で、二人の間にできた子達の一人が最近産んだ子らしい。だから正確に言うと、自分はその子の大叔父ってことになる。いやぁ、今回の旅行では親戚関係を頭の中で把握しとくのに苦労しそうだ。

なにはともあれ、飲みまくった。この家族、飲むわ喰うわで、かなり凄い。

「サボテン」への2件のフィードバック

  1. サボテンだらけの風景、懐かしい~!クリスマスにもサボテンにイルミネーションを巻くくらいだもんね。

  2. クリスマスじゃなくても、やたらとイルミネーション見えた。

    二週間とか居たら飽きるんだろうが、数日だと、結構面白かった。

コメントは受け付けていません。

上部へスクロール

Copyright © 2005-2025 Hisaharu Tanabe.
Privacy Policy
Site hosted by Arisu Communications