アフリカ飢餓救済チャリティ・ソング

[ 音楽 ]

色々探してみた。

最近うちに来る客達に立て続けにLive AidのDVDを見せろと頼まれて、Band Aid(イギリス)の『Do they know it’s Christmas?』やUSA for Africa(アメリカ)の『We Are the World』といった、1980年代前半にそれぞれの国のアーティスト達が、アフリカ飢餓救済を目的に集って録音された曲を、久々に聴く機会があった。

当時、日本でもかなり話題になってたわけであって、ドキュメンタリーとかも幾つか放送されてた。その中の一つに、色んな国の同目的の曲をクリップで流してたのがあったんで、色々検索してみたら出てくる出てくる。というわけで、紹介してみよう(リンクは曲名をクリック)。

ただし、この類の曲でも代表的な前述の二曲が、純粋に録音中の様子をビデオにしてるのとは違い、これらのビデオの殆どが、プロモーションビデオとしてのみ収録されてるかカメラを意識してるかのどちらかなんで、曲がよくてもビデオを見るとちょっと引いてしまいそうなのが多い。

まず、『We Are the World』のアルバムのB面(懐かしいひびきだが…)の最初に収録されている、Northern Lights(カナダ)の『Tears Are Not Enough』。ブライアン・アダムスが中心になってて、コリー・ハート、ラバーボーイのマイク・レノといった当時人気のあった人達はもちろん、ニール・ヤングやジョニー・ミッチェルといった大御所、そしてなんとオスカー・ピーターソンも入っている。実は、音楽的な部分では、最初に挙げた二曲よりも、この曲の方が好きだというのが正直なところ。

続く三曲は、日本で放送されたドキュメンタリーで、クリップのみ流れてたので、記憶に残ってた。

Band für Afrika(旧西ドイツ)の『Nackt im Wind』は、…なんか、暗い。知らない人達ばかりかなと思ってたら、ネーナだけは判った。

Forente Artister(ノルウェー)の『Sammen for Livet』。さすがにみんな知らない。っつうか、ノルウェーって、A-haしか知らないんだけど、『Take on me』がメチャクチャ売れた年なんで、もしかしたら売れる直前でお声がかからなかったのかも。このビデオ、同期ズレで画像と音声が合ってない。

Hermanos(ラテン・アメリカ)の『Cantaré Cantarás』これは、曲もビデオも悪くないと思った。フリオ・イグレシアスが中心っぽいが、なんと、一回目のサビではフリオとメヌードが共演していて、幼い頃のリッキー・マーティンも出てる。さすがにスペイン語になると、「あ、この人見たことある!」っつうのが数人。

当時NHK-FMでも、アメリカとイギリス以外の曲を流した特集をやってて、その中で、Chanteurs Sans Frontiere(フランス)の『Ethiopie』を聴いた。これもメロディがきれいでええかも。

あと、全然知らんかったけど、こんなのもあったらしい。

YU Rock Misija (旧ユーゴスラビア)
Velgørenhedssangen (デンマーク)

ある国のアーティスト達というのとは別に、ヘビーメタルのアーティスト達もHear ‘n Aidというグループ名で『Stars』ってのをやった。当時は、こういうルックスの人達は『不良』という扱いだったんで、大勢並んでカメラに向かって叫びながら歌ってる光景が、奇妙に見えたという記憶がある。いずれにしても、当時も今もメタル好きじゃねぇからなぁ…。

映像は見つからなかったけど、このリンクを見ると、他にも結構色んな国でやってたらしい。

最後に、飢餓救済じゃないけど、1985年には、南アフリカの人種隔離政策に反対するアーティスト達が集って、Artists United Against Apartheidとして『Sun City』という曲を収録した。

ブルース・スプリングスティーンのバックを務めるザ・E・ストリート・バンドのスティーブ・ヴァン・ザントが中心となって、スプリングスティーン、ボブ・ディラン、ジョーイ・ラモーン、U2、キース・リチャーズロン・ウッドリンゴ・スターといったロックやフォークだけじゃなく、マイルス・デービス、ハービー・ハンコック、ロン・カーターなどのジャズ界の大御所や、当時はまだ『発展途上』だったヒップホップのアフリカ・バンバーターやRun DMCらと、豪華なメンバーが揃った曲だった。政治的な色が濃く、ヒットチャートも38位までしかいかなかったらしいが、曲はともかく、面子とビデオでは、この曲が一番よかったかも?

Jesus loves y’all.