嫁さんと夕飯を済ませた後、適当にテレビのチャンネルを変えてたら、この映画が始まったばかりみたいで、思わず終わりまで見てしまった。
映画にはあまり興味ない自分だが、実はこの映画は、大学時代に何度もビデオを借りて観たくらい好きな作品。先日紹介した『Iron Man』で悪役として出てたジェフ・ブリッジスが、自分にとって数少ない好きな俳優の一人になったってのも、この映画がきっかけ。大ファンじゃないけど、『The Last Picture Show (邦題: ラスト・ショ-
)』や19年経って作られた続編の『Texasville
』、そしてこれまた好きな俳優の一人であるロビン・ウィリアムスと共演した『The Fisher King
』とか、どれも好きな映画だったりする。ただ、『Last Picture Show』以外の三つでの彼の役って、なんとなくやる気がなさそうで、人生の中に大きな迷いを持ってるってな感じで、雰囲気がピッタリの様な気がする。もちろん他にも色んな映画で、全然違う役やってんだけど。
『恋のゆくえ』という邦題がついてるとおり、スージー(ミッシェル・ファイファー)とジャック(ジェフ・ブリッジス)の関係に注目する人もいただろうし、ジャックと兄フランク(ジェフの実兄のボー)との間の問題が目立ったのも確かだけど、ピアノを弾く人間としては、ミュージシャンとしてのジャックの葛藤がこの映画の重点だったように思える。
音楽関係の映画ってこともあって、デイヴ・グルーシンによるサントラもなかなかいい。
色んな意味でシブい映画だと思う。




