忌野清志郎が亡くなってから早くも一ヶ月経っちゃったけど、彼の書いてきた曲を色々思い出してたら、あることに気づいた。
やたらとラジオに関連した曲がある。事実、葬儀の最後に流れてたのも、今月最後のシングルとして発売予定の『Oh! Radio』だったという。
今や、ネットとか『on demand』式放送などで、CDじゃなくても自分の好きな曲を聴きたい時に簡単に聴ける時代。
でもラジオって、こっちが『受身』の状態なんで、「こんなええ曲あったんか。」という発見もあれば、「このタイミングでこの曲が流れてくるとは…」ってな感じで、運命的なものを感じることもある。もちろん、ラジオ局にリクエストして、誰かに聞いてもらうという伝え方もある。
小学校高学年から中学にかけては、隣の部屋に寝てる婆ちゃんに内緒で、こっそりイヤホンで深夜番組を聴いたもんだ。
RCサクセションの曲の多くを、自分が初めて聴いたのもラジオだった。
『スローバラード』や『ドカドカうるさいR&Rバンド』は、NHK-FMの特番でやってたRCのライブ。
『トランジスタラジオ』は、小学校の頃だったか、文化放送で中森明菜がやってた『ひとつめのサヨナラ』。
自分の母は、FM局の番組を録音して、オールディーズやクラシックロックをよく聴いてた。
そんな洋楽好きの母親の影響があったとは言え、このページを含め何度も書いてるとおり、本格的に自分が音楽にはまったのはビリー・ジョエルがきっかけだが、彼の曲を最初に聴いたのは文化放送の『ミスDJリクエスト・パレード』。
そういえば、中二の夏、『オールナイト・ニッポン』の特番で、パーソナリティの薬師丸ひろ子が、「カラオケで歌うのが好きな曲」として流した時、『津軽海峡冬景色』の良さを再認識した。
他にも色々あるんだけど、ラジオで出逢った曲として一番印象に残ってるのは、大石吾朗の伝説の番組『コッキーポップ』で、80年代初期にテーマ曲として流れてた『まりおん』というグループの『SEA(うみ)』。この曲には12~13歳という幼い自分も感動させられた。
普段は運転中にCDもよく聴く自分だが、なんだか、ここんとこ数日は、ずっとラジオばかり流してる。
音楽を作っていくということはもちろん、その伝わり方に関しても、清志郎は考え続け、ラジオに拘ってたんだろうと思う。





ラジオはいいね。
将来、日本でクリスチャンラジオ局を作るのがビジョンです。
今更ラジオ?って感じだけど、でも、この国にはクリスチャンラジオ無いんだよね。
だから誰かが作らないといけない、そう思うのだ。