先週から、ハワイ在住シンガーソングライターの森繁昇を招いて、米北東部の教会数箇所でコンサートが行われている。
学生の時にブルーグラスのバンドを結成し、思い出つくりにナッシュビルに行き、他のメンバー達は帰国したが、彼はそのまま居残り音楽を続ける中で、イエス・キリストに出逢った…とか、そんな感じだったと思う。
ギターやハーモニカはもちろん、バンジョーやビオラもこなす。ビオラに関しては、三味線のよう弾いたりもする。
土・日・月の三回の公演は、同じポスターや新聞記事で宣伝した。
んで、土曜にコネチカットの日本語教会で行われたコンサートは、なんと50人くらい来たという。
だが何故か、同じ広告だったにも関わらず、日曜午後のうちの教会でのコンサートは少なかった。本人は、「(人数が問題なんじゃなくて)神様が連れて来る人を決めるからね。」と全然平気そうだったが、20人もいなかったのでは? そのうえ、ノリが悪い。ここ数年のうちの教会のノリの悪さは今に始まったことじゃない。とはいえ、もちろん本人は日米の各地で演奏してきてるんで、そんなのは慣れてるんだろうけど、主催教会の一員としてはちょっと申し訳なかった。
コンサートが終わると、なんだかんだで宿泊地に最寄の自分が送ってくことに。帰る間際に友人の一人が、「森繁さんとビールとか飲みに行きたいな。」とか言ってたけど、本人はさっさと帰りたそうだったんで、車に乗っていただいた。
が、なんとなく気になったんで、「実はKさん、森繁さんと軽く飲みに行きたがってたんですよね…。」と言ってみた。
すると本人は、「行こうよ! んでないと、せっかく会ったのに勿体無いよ!」
結局、四人で行き着けの店に。そこで楽しく談笑した後、解散。でもまだ腹減ってたんで、我々二人はこれまた行き着けの寿司屋に。そこでも盛り上がってしまった。
翌日は、自分も中心メンバーの一人であるJCFN New York主催で、マンハッタンでのコンサート。夕方、会場となった教会で現地集合だったが、自分が着くと、本人は多少バテてる様子だった。どうやら、昼間歩き過ぎたのと、泊まってたホテルが乾燥し過ぎてて、喉もやられてたとか。前の晩、飲んだことについては、「あんなの大したことない。いつものことだから。それが原因じゃない。」とか。とりあえずちょっとだけ安心。
ぐったりしたまま準備。自分が音のチェックを手伝いながらリハーサル。やはり声が出ない音がある。
7時頃になり、どんどん人が集まった。50人はいなかっただろうが、前日のうちの教会とは打って変って多く集まった。ほんの少数だったがクリスチャンじゃない人達もいて嬉しかった。
内容はというと、うちの教会でやった時とほとんど同じことだったが、会衆のノリも全く違い、なかなか盛り上がった。
アンコールの前にやった曲が一番激しく、実は準備の時に疲れてるし声も出ないということを知ってた自分は、そんなこと関係なく歌いまくる姿に感動した。
でも、本人からすると、結局、何人集まったかとか、みんなを感動させて認められたいとか、そういうんじゃなく、誰かに神様のことを伝えたいってだけらしい。素晴らしい。
コンサート後は、その教会の地階でみんなでお茶しながら談話。本人もCDにサインして、色んな人達と話してる。さすがに、疲れてるだろ…。
と思ってたら、「あのさぁ、親戚の子が来てんだよ。この後どっか行こうよ。」
「マジっすか?」
「当たり前だよ。行こう行こう。せっかくじゃん。勿体無いよ。」
結局、自分の友人達も含めて合計5人で、これまた行き着けの居酒屋に。最終的には日付が変わって帰宅。60歳とは思えないくらい元気だ。さすがに物覚えは悪いが。
…と、いつものとおり、飲んでる話ばかりになってしまったが、自分は運転だったんで勿論普段の何分の一も飲んでない。そんなことよりも、やっぱ、飲んでる間や帰途での会話が大切なわけで、ミュージシャンとしても学べることが色々あった。いくら自分はプロでやってるわけではないとはいえ、教会や色んなとこのイベントで人前で演奏するわけで、そういう人間にとって何が大切か、再確認させてもらったこともあれば、新しく発見できたこともあった。
本人はコンサートの度に、「牧師でも神学生でもない、普通のおじさんです。」って自己紹介するが、このおっさん、ただ者じゃねぇよ。色んな意味で。(笑)





一期一会。とっても気さくな方でしたね。途中で帰ってしまって申し訳なかったですが、CDは購入しました。
なんかこのページに来て、読んでわらけてしまった。ブ~たれさんの言葉も面白いからかだろうね、、楽しかったのがヨークかんじられます、、その人のコンサート聞いてみたいです、がんばれーーぶ~たれーー