5年前、うちの教会が開拓10周年ってことで、帰国して東京で記念集会をやったが、日本滞在中、集会に出席できなかった数名に会いにいった。
その中の一人で、12年以上前にうちの教会で洗礼を受けた後帰国、以前仙台に住んでいたけど今は東京に戻ってきているという人がいた。
その後、その人はまた移転したらしく、メールは返ってくるし、こっちが持っていた携帯番号に電話してもつながらなかった。数年間音信普通だったので心配だった。
今朝の礼拝で、賛美のリードを終わらせてピアノを離れ、いつも座ってるとこに戻ると、礼拝堂の向こう側に、その人が座っていたので驚いた。
ただでさえ、その人のことを心配してたので、嬉しかったが、「東京に住んでると思ってたが、もしもこれが実は今再び仙台在住で、なぜか今回NYに来てるとなると…」とか、礼拝中であるにも関わらず、ふと考えてしまった。
そしたら、実際仙台在住らしく、地震が起きた朝に日本を出発し、NYに到着してから事態を知ったらしい。彼のアパートは、市内で最も被害が大きかった区の中の、比較的大丈夫だったとこらしいが、確認はできてない。その人の勤務先の会社の人々も、とりあえず全員大丈夫だが、取引先の大部分は、気仙沼などの被害が大きかった地域で、おそらくやられてるらしい。今回このタイミングでNYに来ていたことについては、「本当に神様によって助けられたと思うので、帰国したら東北の人々のために何かをしたい。」とのこと。
その人がこうやって奇跡的に災害を逃れNYへ、それも約12年ぶりにうちの教会に来てくれたってことは、日本のことで胸を痛ませてる自分にとって励みになったし、教会の人達のために持ってきてくれた大量のカマボコよりも、そのおっさんの訪問自体が、最高のお土産となった。





へぇー!
Hさんの消息を知ることができて感謝です。実は彼は私の中学校の先輩で不思議な縁を感じていたのに帰国後、音信不通になっていました。お元気そうな様子をうかがい、うれしかったです。ありがとうございました。
綾乃