鞆の浦

今日は、今回の滞在中に済ませておかなければならない用事のため姉と一緒に姪の運転で福山へ。

用事を終わらせたら市内のデパートにあるイタリアン・レストランで昼食。ニューヨークに住んでるのにわざわざイタリアンかと思われるかもしらないが、日本の店で出される和風パスタは結構好きだったりする。少なくとも、自宅で試すためのヒントにはなる。

その後、海に向かってドライブ。以前、福山近辺まで海釣りに来たことはあったが観光地の鞆の浦は初めて(多分)。

まずトイレ休憩のため駐車。ロングアイランドから見る広大な大西洋も好きだが、多くの小島が並ぶ瀬戸内海もいい。

駐車場のそばにあった『感謝の豆冨工房』に入った。豆腐ではなく豆冨。店に入ると、手作りの豆冨を色々な味付けで試食させてくれた。今晩のつまみになりそうなので、大き目のを一丁買った。おまけにおからを一袋付けてくれた。

更に車を進め、町の中心部だと思われるとこにあった駐車場へ車をとめて散歩。辺りはまさに昭和の町並み。

海辺にある『茶房 とうろどう』へ。外にテーブルがあったが、あいにくの雨なので店内でお茶。自分が座ってた椅子のすぐ後ろには二つの大きな瓶が。一見、飾りかと思ってたのは実は本物のスッポンだった。

再び町の中を散歩。やはり昭和っぽい。

だが、初めての場所なのに懐かしさを感じた。故郷東城も、道路が増えることによって潰された区間もあり、今後もそういう地域が増えるらしいが、元々は古い町並みが売り物だったからだ。

ニューヨーク郊外の自宅も、実は海にはそれほど遠くはない。だが、海岸の多くは個人所有の豪邸だったり、金持ちが集まりそうなヨットクラブ、でなければ、シーズン中は役所の許可がなければ入れない公立公園だ。こうやって車をとめて、その辺で気軽に海が見える場所でお茶ができるような場所は少ないような気がする。当たり前のことだが、こんないい感じの昭和っぽい古い町並みなんかもちろんありえない。

過去数回は用事があっての帰国だったが、今後は時々ゆっくりくつろぐための帰国をしたいと感じた。

上部へスクロール

Copyright © 2005-2025 Hisaharu Tanabe.
Privacy Policy
Site hosted by Arisu Communications