今夜は、ニュージャージー州ニューアークにあるプルデンシャルセンターという、比較的新しい会場へ、イーグルスのコンサートに行ってきた。
実は、グレン・フライと並び中心的なメンバーであるドン・ヘンリーは、もちろん会ったことなんかないけど、自分の大学の大大大先輩。
自分が大学在学中の1993年、カントリーのミュージシャン達が集まって、イーグルスのカバーアルバムを出したことがあった。
その中で、当時のカントリー界の新鋭では、ガース・ブルックスに次ぐぐらいの人気だったトラヴィス・トリットが『テイク・イット・イージー』をカバーしたんだが、なんと、プロモーションビデオの中で、解散当時のイーグルスのメンバー全員を出演させてしまった。初めてテレビでそのPVを見た時は、ぶったまげてしまった。
その翌年、大方の予想どおり、イーグルスは再結成、MTVの番組でのライブ録音を中心とした新アルバムをリリース。
以降、何度もツアーをしていたのだが、何故か、無理してまで行きたいとは思えなかった。
だが、去年の終わりから今年の初めにかけてだったか、はっきりいつかは覚えてないけど、改めてアルバム『ホテル・カリフォルニア』を、最初から最後まで通して聴き、その良さを再確認した。
そしてこの春、友人が、9月のコンサートのチケットなら手に入ると知らせてくれたんで、手配してもらった。
会場の周りが混んでたんで、食べ物を買って席を見つけた時にはすでに始まってて、三曲目くらいだったかな。
知ってる曲が殆どだったけど、実はそれほどイーグルスについては詳しくはなかったんで、ドン・ヘンリーが歌ってたとばかり思ってた数曲が、ギターのジョー・ウォルシュや、元メンバーのランディ・マイズナーによるものだったりして、自分の勉強不足を実感した。
それはともかく、全体的に、「さすが」と思えるような流れだった。
アンコールは、自分の予想では、『ホテル・カリフォルニア』、『Desperado (ならず者)』と続き、『テイク・イット・イージー』で閉じるという感じだったが、実際には、『ホテル・カリフォルニア』で再度引っ込み、再びステージに戻ってきてから『テイク・イット・イージー』、ウォルシュが歌う『ロッキーマウンテン・ウェイ』とつなげたので、最後は安心して『Desperado』を聴けた。弾き語りできたら、ええじゃろうなぁ…。
決して全盛期ほどではないけど、同じ世代の他のミュージシャン達が衰えをさらけ出してツアーを続けている中、このじいさん達は十分凄いと思った。これまで行ったコンサートの中でも、いい方だった。




