故郷にて

うちの教会の20周年記念集会をした翌日、広島に移動。以来、県内の姉のアパートに滞在中。

色々あって、故郷の東城では先週の土曜(3月4日)に1泊したのみ。嫁さんとせがれは、前日県内の別の場所に移動し、金曜(10日)に羽田に向かう飛行機に一緒に乗るまで別行動。

夜には東城に古くからある『香川飲食店』で同級生5人と、去年NYの我が家に来た女の子のご家族とで飲み会。16歳で渡米し、町内でも違う地区に住んでた自分にとっては、実はこの店に来るのは初めて。だしを換えずに延々と使っているといわれる伝説のおでんなど、色々いただいた。最後の方は、具が少なくなった鍋の中からスジを探し出して皿に移すと、同級生の一人から、「そりゃぁ多分2ヶ月くらい浮いとるやつじゃろ。」と、冗談か本気か検討のつかないコメント。
香川飲食店

翌朝は、自分が育った母教会の礼拝で、お話させていただいた。当初は数曲弾き語りするのを含め40分くらいにしよう思ってたど、合間に色々故郷での昔話や、ここぞとばかりに超主観的な見解などを入れてたら、1時間超えてしまった。正直、自分が言いたかったことがどれだけ伝わったか分らんが、喜んでもらえてたような気はする。

中には久々に来られたという方々や初めて礼拝に出席した方々、そしてニューヨークで知り合い、今回のためだけにわざわざ島根から車で3時間もかけていらした方もいて、嬉しかった。

本当はもっとゆっくりしていきたかったが、ある突然(?)の出来事により、昼食会の後、両親の遺骨が納められている教会墓地を訪れたら、県内の別の場所に移動。急いだ理由については次回書くとして…。

ちなみに、礼拝後の昼食会で、自分の両親と同世代で長年教会に関わってるご夫婦に、前の晩『香川』で飲んでたことを話すと、ご主人の方から、「あそこのおでんは、だしを換えてんねぇけぇ、わしらが行きょった数十年前の何かが、今でも沈んどるんじゃねぇかの。」と、これまた冗談か本気か検討のつかないコメント。

自分は実家がもうないわけで、この町に帰る場所はないけど、色んな人達と話してて、この町を守っていきたいという気持ちがすごく伝わって、これまた嬉しかった。

決して故郷を満喫したとはいえないが、それはそれで、なるべく近いうちにまた来たいという気持ちもかき立てられた。

次回はせがれ同伴ならええなぁ。

Jesus loves y’all.

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