Happy New Year

前回同様、大晦日には『音楽の相方』を我が家に招いて紅白歌合戦を観た。毎年テレビ・ジャパンで早朝に生放送、夜に再放送だが、夜の放送は西海岸に合わせてるんで、ニューヨークでは終わるのが午前1時過ぎる。なので朝の生放送を録画して夜7時頃から観始めるようにしている。終わるのが11時半くらいなんで丁度いい。演歌歌手の後ろで秋元系やジャニーズのアイドル連中を躍らしたり、曲と曲の合間になんとなく間の取り方が悪いように思えるネタを入れるなど、相変わらずNHKらしいつまらん演出満載だったが、正直、ビートたけしの『浅草キッド』に涙してからは、残りはどうでもよくなって、あまり覚えてない。

彼女がマンハッタンのドイツ系の店で買ってきてくれたブルートヴルスト(牛の血で作ったソーセージで豚の鼻や皮も入ってた)や、生徒さんがフランスで買ってきたというパテ、そして自分が以前から彼女に喰わせてやると約束していたモツ煮込みなどをつつきながら、以前日本から出張中に礼拝に来てくださった方からお土産でもらってた焼酎『森伊蔵』を一本空けた。もちろんわしが殆ど飲んだわけじゃが…。そして、紅白が終わるころ、嫁さんが作ってくれた鴨と鶏の乗った年越しそばを。ちなみに、自分が作るモツ煮込みは、居酒屋で出るような人参やごぼう、コンニャクを入れたものではなく、野菜は玉葱と椎茸のみ。それも玉葱が溶けるまで煮続ける。味付けは味噌や醤油じゃなく、塩と胡椒、刻んだニンニクで、少しだけ胡麻油を垂らす程度。今回使ったのは、近所の肉が充実している日系食品店で買ったハチノス(牛の第二胃)と、隣町の別の日系の店で買ったテッチャン(牛の大腸)。近所の店でも冷凍のテッチャンは売ってんだが、隣町の店だと既に湯がいて解凍した状態で売ってるんで使い易い。

うちの教会はというと、本来、前の教会堂を契約上2019年12月末まで無料で使わせてもらえる予定だったが、早い段階で、全て自分が仕切りたいくせに色々な管理が不慣れだった大家の気が変わって、2年半前に追い出された。要するに、昨年末はいずれにせよ追い出されるはずの時期だったわけで、大家の傲慢で乱暴な態度や、普段はビジネスライクに数字の話しかしないくせに都合が悪くなれば聖書箇所を持ち出してくる教団指導者達との関係、そしてあの建物の階段ばかりで足が悪い人には無理としか思えない構造など、色々な要素を考えると、大家から脅されながらで決していい形ではなかったが、2年半も早めにあそこから出してもらえたのは神様からの恵みだと思う。それに、以前は時々一連の流れを思い出すだけで腹が煮えくり返ってたんで極力考えないようにしてたが、2ヶ月くらい前から、思い出しても怒りまくるようなことはなくなったのもありがたい。事実、今こうやって改めて批判的なことを書いてはいるが、あくまで今後はもうこの件については殆ど書かないだろうと思うからであって、不思議なくらい感情的にはなってない。いずれにせよ出る羽目になっていたはずの期限を過ぎた今、神様がこれからうちらに何を求めてるのかということに、更に敏感になれることができたらとも思う。

今年教会で新しく始めたこととしては(っつうか、これもまた自分が担当だが…)、6月頃からフェイスブックツイッターインスタグラムなどのSNSを、それまで以上に活用し始めた。給料なんて払える状態じゃないんで当分牧師不在が続くわけだし、礼拝中にこどもを世話する場所もないんで、しばらくは新しく人が増えることも予想されない。ならば、ネットを通して色々なことを発信して、世界のどこかで誰かが読んで少しでも福音に興味を持ってくれたらと思い、なるべく毎日聖書からの言葉を投稿するようにしている。そして時々、YouTubeからゴスペルや、クリスチャンの曲じゃなくても聖書の言葉を思い出させてくれるような曲の映像も、短い訳や選んだ理由なども付けて紹介。自分が心がけてるのは、なるべくクリスチャンじゃなくても判り易いような内容で、『イエス』と『キリスト』以外の固有名詞を含まない聖書箇所を選ぶこと。

Happy Hourとしては、相変わらず以前ほど活動は多くないが、現在礼拝場所を貸してくださってる教会での特別礼拝や、前の教会堂の脇にある黒人教会でも演奏する機会が与えられた。もしかしたら今月後半、マンハッタンでも1、2曲演らせていただくことになるかも。

このブログとしては、益々書き込む頻度が下がっているが、その反面プロレス専用ブログには1、2週に1度は投稿。今年もザ・デストロイヤーハーリー・レイスといった日本とも縁の深い大物達が他界した。

2月には、以前ニューヨークに住んでいた友人の結婚式のため超久々にオレゴン州ポートランドへ。前回行ったのは四半世紀以上前。食べ物もビールも美味しい店が多く、飲み食いしまくりだった。

せっかく今年はニューヨーク周辺だったレッスルマニア・ウィークエンドを諦めて、4月に2年ぶりの帰国。葬式続きだった過去数回の帰国と違い目出度い理由だったし、大阪や東京にも寄って久々や初対面の人達とも会えて充実した旅行だった。

母ちゃんが召されて8月で10年経った。あっという間だった。

10月には、うちの教会の何人かで聖書通読を達成。約9年かかった。

10月というと、丁度23日で、自分がこの国に来て以来日本に住んだ2倍の年月になった。

11月で人生初のロックコンサートに行ってから30年。その時点で既に多くの人達から年寄り扱いされてたが、今尚アルバムを出そうとしてるんだから凄い。

感謝祭の時期には、4年前に故郷東城から来て我が家に泊まった当時17歳だった子が、『約束どおり』酒が飲める年齢になったんで、再びニューヨークへ

12月には約2年ぶりのプロレス観戦

うちのせがれはというと、そろばんは結構上手になってるようだが、空手の方はあまり気合が入ってないのか、相変わらず青帯。風邪で数日間休んだ以外は大きな病気も怪我もなく元気に育ってる。口答えも増えたが、想定内だし、これから数年後にはティーンエイジャーになるってことを思うと、まだまだかわいいもんじゃ。嫁さんも、会社内のゴタゴタで一時は結構落ち込んでたようだが、とりあえず元気。

年を取るごとに時間が進むのが早く感じるのは当たり前なんだろうが、2019年も大きな問題はなく、あっという間に過ぎた1年だった。神様に感謝。

Jesus loves y’all.

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