今朝の夢

色々と面白い夢や奇妙な夢を見るんで、ブログに書こうと思いつつも、ちゃんとメモしてないもんだから、すぐに詳細を忘れてしまう。今回は結構明確に覚えられてた方かな。

何故『今朝』かというと、4時頃に一度目が覚めて、その後だから。

これまで何度か、着てたものが全て消えて、いつの間にか素っ裸で外を歩いているという悲惨な夢を見たことがある。大抵は、超恥ずかしくて慌てながら目が覚めることが多い。おそらく何かに追い詰められてるなどで、ストレスから見る夢ではないかと推測している。

今朝もまた似たような夢を見た。でも今回はちょっとオチが違う。

マンハッタンのど真ん中を素っ裸で歩いている自分。何故か警察に取り押さえられる気配は全くないが、さすがに人々の視線が辛い。

外を歩き続けるよりは、地下道みたいなとこやデパートのような大きな店に入りながら転々とした方が恥ずかしさは減ると思った。しばらく歩いていると、昔からある日本人教会を見つけたので、そこに逃げ込むことに。

日曜ではなく平日だったせいか、礼拝ではなく別の集会が行われていた。だが、集まってる人達の中には、日本人はおろかアジア人が全くいなかった。これまで何件か、昔は日本人教会だったが人数が減り、まるで白人に乗っ取られたかのように、ただのどこにでもある英語だけの教会になってしまったというのを聞いたことがあるし、実際そういう教会のウェブサイトも見たことがあるんで、日本語での宣教の重要性を感じる自分にとっては、かなり胸が痛かった。そんな心配してる場合ではないのだが…。

日曜礼拝に出席したことさえないとはいえ、長年数限りなく出入りしてきたその教会。建物の構造はよく判っているつもりなので、とりあえずトイレに隠れておこうと思った。だが男性用トイレは故障中で入れなくなっていた。トイレさえ修繕できないその教会の(夢の中での)現状を更に心配しながらも、渋々後にした。

色んな建物や店舗を隠れながら歩いていると、ある店から別の店に続く通路のようなのがあったので、そこを進んで行くと、何故か、マンハッタンではなく、我が家から歩いて行ける日本食屋に出てきた。それでも外の光景はマンハッタンだった。

その店もまた、元々日本人夫婦が開店し数組のオーナーが経営した後に中国人が買い取り、日本人の多くが全く行かなくなった店だ。今ではかつて日本人が集まってた店だということさえ知らない人も多い。

とはいえ、よく考えると、ニューヨークの日本人社会は狭く、こんな姿を見られると仕事もできなくなるので、かえって日本人がいない場所に隠れてた方がいいと思った。

ところが、何故か店員達が日本人だったらしく、きれいな発音で「いらっしゃいませ!」と声かけてくる。その中の女の子の1人がニヤニヤしながらこっちを見てる。

そうこうしているうちに、もう1人店員が出てきた。自分より15~20歳くらい下の、日本にいるはずの知人だ。意地悪そうな顔をしていた女の子とは違い、彼は驚いて心配そうな顔しながらこっちを見る。

すると、「今日は商売にならないね、これじゃ。」という別の声が。いつもは自分に対して笑顔を絶やさない、そいつの弟だ。

兄の方が「なんでそんなこと言うんだよ。」と訊くと、弟はこっちを指さしながら、「だって、こんなのが来てんだよ!?」と返す。

しばらくすると、兄の方が「とりあえずこれ見つけてきました…。」と言いながら、どう見ても数日間洗ってないと思われるかなり汚れたブリーフを出してきた。

「そんな病気が伝染りそうなの履くくらいなら、このままの方がマシじゃわ。ありがと。じゃあの!」と言いながら店を出る自分。

「いや、ちょっと待ってくださいよ!」と言いながら追っかけてくる。

店を出ると、マンハッタンってわけでもなければ、我が家周辺ってわけでもない、なんとなくブロンクスの中でもそんなに治安が悪そうにない雰囲気の場所だった。

これ以上恥ずかしい想いをしたくないんで公園みたいな場所に留まる自分。

その間、駆けずり回って履けそうなものを探してくれるそいつ。

とりあえずTシャツとジャージのパンツを見つけて来てくれた。前からいい奴だとは思ってたけど、他の誰も助けてくれない中、そこまでしてくれるとは思ってなかった。

珍しく、慌てながらとか怖い想いをしながらではなく一件落着で終わった夢だった。これだけ読んでるとコメディにしか思えないだろうが、さすがに夢の中の本人はかなり深刻。

目が覚めて、「なんでこんな夢みたんだろ。なんで今このタイミングで、滅多に連絡もとりあってないあの兄弟が出てくるんだろ。」と考え込みながら再び眠ってしまった。

決して『夢占い』とやらをやってるわけではないが、これまで何度も実際に夢を通して友人知人達からの『虫の声』ってのもあったし、夢を通して自分の精神的状況を知らされたこともあった。

再度目が覚めてふと思ったのは、今回の夢もまた、もしかするとある種の暗示なのかもしれないってこと。

全てを失い嫌な想いをしていても、歩み続けると大事なものが見つかる。人間関係かもしれないし、何か大きな機会なのかもしれない。それも決して新しいものとは限らず、意外と身近にあるのかもしれない。

今朝の夢も参考にしながら、今後について神に祈りながら探っていければと思う。

Jesus loves y’all.

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