NYは色んな意味で面白い。世界の大都市なんで、結構有名人と出会う機会がある。そもそも日本人社会が狭いので、辿っていけばどこかでつながってることが多い。時々行くお気に入りの居酒屋では、ジャズピアニストの小曽根真さんと知り合うこともできたし、ある人を通じてアントニオ猪木と会ったこともあれば、猪木の昔のライバルだったドリー・ファンク・ジュニア夫婦と食事したこともある。会ったことはないが、ゴジラ松井なんかその辺に出没してるらしいし、『友人の友人』の中には宇多田ヒカルの結婚相手やキャメロン・ディアスもいる。世界最大規模のプロレス団体WWEのマッチメーキングチームの一員にも友人がいるので、選手と知り合いになるのも不可能ではない。そんな状況にいる中でも、結局自分は超田舎もんで、有名人ってだけで、別世界の人という気分になってしまう(実際そうなんだろうけど)。
NY近辺では毎晩10時から一時間枠でフジテレビ系の番組が放送されており、一昨日だったか、スポーツニュース番組『すぽると!』をやっていた。高田延彦とかが出演し、PRIDEに関してもよくカバーされるので、時々見るのだが、今回はなんと、何年ぶりかにセ・リーグ某球団のT選手が喋ってるのを見た。たまにプロ野球に関して報道される時に、彼の姿を見ることができるのだが、なんせキャッチャーなんで顔を見ることは滅多にない。
T選手は、自分と小中学校で同級生だったが、学年の男子の大半が我が家に遊びに来たことがあるにも関わらず、彼がうちに来たのはおそらく一度だけ。決して仲が悪いってわけじゃなかったが良かったわけでもない。自分が渡米した後も、帰国した際に飲み会などで一緒になったのは一、二回。ド田舎の小さな町だったが、なぜか殆ど接点が無かった。
テレビでゲストとして喋ってたT選手は、その手の番組に出るのが久々とか言ってたが、そのせいか結構緊張してる様にも見えた。もちろん自分が知ってるTとはなんとなく雰囲気が違い、きちんと正装をし、時々広島訛りを出しながらもテレビ用の喋り方で(当たり前なんだが)野球について解説をしていた。それも、自分が一時期ファンだったあの高田延彦が隣に座ってるという、これまたなんか妙な光景だった。
前にも書いたとおり元々接点なんて無かったが、あんなに有名人になるなんて、やっぱ別世界の人間だったんだろうか…としみじみ考えてた夜だった。




