
かつてDEC (Digital Equipment Corporation)という会社があった。ネットワーク関連だけではなく普通のPCもやってたメーカーで、ノートPCを製造する際には、実際に落として丈夫さをテストするという、PanasonicのToughBookシリーズ並みの頑丈なものを造ってた。だがDECは1998年にCompaqに買収され、そのCompaqも2002年にHP (Hewlett-Packard)に合併された。
DECは、現在Microsoft Windows搭載のPCが主に採用しているIntel社の部品とは全然違う系統のAlphaというものを造り、それが入ったシステムでWindows NTやUNIX、VMSといったオペレーティングシステムを走らせていた。それがDECの『売り』だった。
今日、近辺のある市役所から会社に連絡が入り、サーバーの一つに問題があるんで、是非来てくれという依頼だった。それがなんとAlphaサーバー。まるで骨董品か遺跡めぐりでもしに行くかの様な気分になった。実際現場に行って、取替えが必要だと思われる部品に関する情報をHPの代理店用サイトで調べても、情報が出てこないという始末。それほど古いってことか…。結局サポートに電話してなんとかなったけど。
1997年、自分が初就職した会社が日本人の経営するDEC代理店だった。Alphaサーバーなんて実験用で一台しかいじったことがなかったけど、当時は自分の名刺にも一丁前にdigitalのロゴが入ってた。結局そこで6年近く勤めた。
ほんのちょっとだけ懐かしくなった。「時々初心に戻るのもええぞ」って、神様に言われてんのかな。




