岡山県新見駅から広島駅まで、広島県北を通る路線。原爆投下の際には、広島市内から県北へ患者を運ぶ重要な役割も果たしたし、『特急やくも』の走る伯備線や、福塩線、木次線などに接続し、かつては山陰と山陽をつなぐという意味でも重要な路線だった。だが、道路の発達による高速バスの活躍や庄原市・比婆郡周辺地域の過疎化により、今では無人駅も増え、すっかり寂しくなってしまった。
以前どこかのサイトからコピーさせてもらった、自分が生まれた年の東城駅の写真。さすがに人が多い。高校留学する直前に国鉄からJRになったんだが、あの頃はまだ駅員が何人もいたし、利用者も結構いた。
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今では東城でJRを使うことなんてなくなったが、高速バスができる前は、これに乗って3時間以上かけて広島市内まで行ったもんじゃ。
4分過ぎくらいから、少しずつ東城の町が見えてきて、5分あたりで東城駅。
こうして見ると、懐かしさはもちろん、故郷が益々廃れていくという寂しさもある。




