夕べは、クイーンズでルチャリブレ(メキシコ流プロレス)があるってことで、友人達と四人でジャマイカという町まで行ってきた。ECLL (イーストコースト・ルチャリブレ)という団体。
会場のクラブ・アマズラは、かつてジャマイカ・アリーナという名だった会場で、昔はプロレスやボクシングのテレビ中継も定期的にあった、ニューヨークでの格闘技史においては重要な場所だった。
開始は3時からということだったが、大抵インディ団体の場合は、多くの面で段取りが悪いんで、時間どおり始まるだなんて、こっちも思っちゃいない。そのうえ、よくアメリカでは、『メキシカン・タイム』という表現が使われるくらい、あっちの国の人達は、時間どおりに行動しないという印象が強い。案の定、試合が始まったのは、4時近くなってから。驚くのは、客の多くも、そのくらいの時間に来たってこと。
最初の方は結構つまらん試合が多かったかも。テレビ録りだったのか、やたらと2回も3回も出てくる選手がいたし、途中で飽き始めてたってのは事実。
でも休憩ちょっと前くらいから、だんだんと面白くなってきた。
休憩が終わり、何試合か続いた後、トーキョー・モンスターなる選手が登場。最初は、アジア風の覆面を被ったルチャのレスラーが出てくるのかと思ってたが、結構でかいアジア人で、背中の上の方やコスチューム、リングシューズのあらゆるところに、下手な字で『ポール』って書いてあるんで、まぁ、ポールさんって人なんだろうなと思った。なのでこっちも、「Come on, Paul!」とか、それっぽい野次を連発。周りのメキシコ人の観客が「メヒコ! メヒコ!」と、相手の選手を応援する中、観客を睨めつけ「ハポン!」(“Japon” = スペイン語で『日本』)と叫ぶ。思わず、「No, you are not!」と思わず野次ってしまった自分。でも聞こえてなかったみたいだ。つまらん。(笑)
最後に近づくと、女子のシングル戦があった。アマンダっていう合計三回も試合した選手と、対するは吉本女子プロレス『Jd’』にいた坂井澄江。まぁ、実のところ、彼女が出場するから行ってみたというのが大きいかも。アメリカの東部で活躍する日本人の女子選手ってことで、前々から気にはなってたからだ。周りの反応を見てても、彼女が結構会場を盛り上げてた数名の中の一人だったような気がする。一応悪役だったんだろうけど、笑いもとってたし、拍手も多かった。やっぱ、日本人は一味違う。
メインエベントは、メキシコではとりあえずビッグネームのマスカラ・サグラダとシェン・カラス・ジュニアのシングル戦。まず、最初に入場したのはカラス。なんとなく、膝が悪そう。先月34歳になったばかりのはずだが、腹の出方が凄い。もしかして本当に足が悪く、まともに練習できてないのかも。もっとおっさんのサグラダ(51歳?)の方が、よっぽどコンディションが良さそうに思えた。二人ともマスクなんで、それだけ見てると、絶対カラスの方が年上にも見えそうだった。試合は、他と比べてスローだったが、その分イスとかテーブルとか使ってて、みんな盛り上がってた。
途中本当に眠くなったが、その後、坂井選手とゆっくり話すこともできたし、終わってみるとなかなか楽しい興行だった。
ところで、ルチャというと、全国的に人気が出だした頃の『みちのくプロレス』を盛り上げていた愚乱・浪花が、先月34歳の若さで亡くなってたらしい。先日のジョー樋口といい、相変わらず悲報が続くなぁ。RIP..
11月29日追記:
そのシェン・カラス・ジュニア、夕べメキシコで、彼女と二人で死体で発見されたらしい。殺人だとか。なんか、妙な気分。RIP…






