前進

[ 家族 / 旅行 ]

故郷に帰る時間さえなかったけど、毎晩姉や姪と飲みまくったり、お好み焼きだけじゃなく寿司やホルモンも喰いまくったり、同級生達とでかけたり、姉や甥姪達と初めて一緒にカラオケに行って7時間歌いまくったり…。

楽しかったはずだけど、なんとなく虚しさも残った今回の帰国。

でもここ数回の帰国は全てそんな感じで、その度に自分自身に対して「前進あるのみ」と言い聞かせてきたような気がする。

数年前、うちの教会の修養会で、面白い話合いがあった。夜の聖書勉強の後、プログラム外の会話で、ある意味、毎年修養会では参加者が最も楽しむ部分でもあった。

恋愛に関する話題で、女性の大半は、新しい彼氏ができると、過去の相手をいとも簡単に忘れることができるんだとか。そのくせ、過去の男がいつまでも自分のことを好きなんだという錯覚もあるという、厄介な部分もあるらしい。一方男性はというと、ナンパの達人かなにかで余程多くの女性を相手にしてない限り、結構過去の女性を心の奥底で引きずってたりで、酷い場合には、結婚した後も、過去に抱いた相手の肌の感触まで覚えているとか。

そんな事が遠慮なく平気で話題になるのが、うちの教会の特徴なのかもしれないが、結論として、女は忘れちゃいけない過去も忘れられちゃうけど、男は忘れなければならない過去をいつまでも引きずることがあるとか、なんかそんな感じだったと思う。事実、政治や経済を動かしているのは、昔から男が大半なわけであって、過去に拘るからこそ前進できてない部分もあるような気がする。

勿論、人間誰しも、忘れちゃいけない過去ってのがある。自分の人生の中で尊重して愛し続けなければいけないものが必ずある。それがあるから自分の存在があり、それがあるからこそ未来を築いていける。未来に前進するために必要な過去ってのがある。

ただ、過ぎ去るから過去なわけであって、必ず別れもついてくる。

愛情や感謝、敬意を表す機会もないまま、ある日突然いなくなることもあれば、やがて見届けなければならない別れを予期しながら付き合っていかなければならいこともある。いずれも、辛く悲しいことだ。

一方、自分の未来という点においては、今年明確に見える形ってのが授けられた。今回、姉のアパートに滞在中、我が家の色々な資料に目を通す機会が与えられ、新しく知ったこともあり、感謝することが多かったが、過去から学んだことも含め自分が持っているものを、時代に沿わない形での強要を避けながらも、どう未来に発展・適用させていくかが、今後の大きな課題なんだろうと思う。

自分の人生の過去となろうとしている部分が未来と出会えた今回の帰国。ただ、片方の記憶には全く残らないはずだ。

次回ってのがあるのかはわからない。人間のエゴだって言われたらそれまでとはいえ、お互いの記憶に明確に残る再会が与えられるよう祈り続けたい。

仮に今回限りだとしても、その未来に対して強く前進していく姿を見せつけなければならない自分がいるのも事実。