ここ数日、ちょっと風邪気味だったうちのせがれ。疲れてるはずなのに寝つきが悪い。泣きまくる。
自分はベッドに寝転び、脇にせがれを座らせた。
寝る前に牛乳を飲ませてみようってことで、嫁さんがキッチンに行った。ママが部屋から出て行くのを見たら、更に泣く。
こっちも疲れてるんで、ええ加減に適当なことを話しかけてみる。何を言っても、こっちを振り向きさえしない。
時計を見ると午後10時前。一日が終わろうとしとる。そういやぁ今日は8月29日じゃったなぁ…。
「今日はのぉ、じいちゃんの誕生日じゃったんで。」
もちろん、「そんなこと言うても判るか!」と言わんばかりに泣き続ける、今週末で17ヶ月の赤ん坊。
でも、なんとなく感情的になってしまった自分。
「父ちゃんにもなぁ、父ちゃんがおったんよ。」
その途端、泣き止んで、わしの胸に手を軽く置いて、こっちをしばらく見つめやがった。
そして再び泣き始める。
親父が天に召されて初めての誕生日。
なんか、不思議な気分がした。




