RIP – Harry Kuwada (1923 – 2014)

マンハッタンのチェルシー地区にある日米合同教会(JAUC)1953年、当時3つあった日系人教会が合併したことから始まるこの教会、その3つの中の1つは、1893年にブルックリンで始まった福音伝道に遡ることができる。つまり、去年で120周年を迎えた歴史ある教会ってわけだ。

JAUCに何度も足を踏み入れたことがある人なら、おそらく必ずと言っていいほど、集会の後や合間に黙々と掃除をしていた男性を見たことがあるだろう。というか、自分のような『部外者』にとって、その印象が強いだけかもしらない。

Harry Kuwata

3年前の新聞記事にもあるように、若い頃は、当時の日系人としては意外かと思えるような分野で活躍してたらしい。

自分が知り合った時は、既にお年を召してたせいか、喋り方が柔らかかった。しっかりした信仰を持ってたが、その柔らかい喋り方で、時として、ドぎつい冗談や、「じいさん、もしかして結構スケベかぁ!?」って思わせるようなことも言ってしまう、面白い人だった。

でも数年前、一人暮らしのところ自宅で倒れてたのを発見されたらしく、そのまま施設に入ることに。以来、自分を含む数人が主催しているJAUCでの月例集会にも来れなくなった。

たったこないだまでは、何人もが口を揃えて、「施設に入ってからの方が元気になった」とか言ってたんで、そのうち会いに行こうかと思ってた。でもそう思ってるだけじゃ、やっぱ駄目じゃね…。

そのまま二度と会うことなく、先週金曜(4月25日)、天に召されたらしい。

Happy Hourのこと、凄く応援してくれてたハリーさん。

うちらにやってほしがってたのが一曲あったんだけど、結局本人の前で披露する機会がなかった。

来年の結成10周年までは当分活動がないかもしれないと思ってたが、5月24日にJAUCで予定されているメモリアルコンサートには、その曲引っ提げて参加させていただくことにしよう。

しかし、ここんとこ、目に涙を浮かべながらのブログ更新が続いとるなぁ…。

RIP…

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