「今日は、若い人達から元気をもらおうかと思いまして…。」
初めて彼女と会った時のこと、今でもはっきり覚えてる。
12年前だったか、マンハッタンの教会を借りて、ある土曜の午後にJCFN New Yorkの集会をやったことがあった。
20~30代の人達が殆どを占める参加者の中に、一人だけ白髪混じりの女性が。
「ここの教会の行事だと勘違いして出席してらっしゃるんだったら、申し訳ねぇな…。」
正直そう思った。若い人達しか来てほしくないってわけじゃなく、お年を召した方々は多分興味ないと思ってたんで。
集会の後半で、スモールグループで彼女と一緒になり、直接お話しすることができた。
それぞれ自己紹介をしていく際、彼女は一瞬戸惑ったかのような表情をした後で、「ミヤコと申します。」
通常日本人は姓から自己紹介するが、若い連中ってことで合わせてくれてたんだろうか。
その次に会ったのは、同じ教会での別の集会。こっちから声をかけたら、
「あら、嬉しい。若い人に名前を憶えてもらってるだなんて…。」
以降、後に自分が主催者の一人となるVIPニューヨーク集会で、ほぼ毎月お会いできてた。
ここんとこしばらくは、月例集会にもいらっしゃることが減り、体調があまりよくなさそうだということも聞いていた。
先々週だったか、急遽入院し、先週ホスピスに移ったと知ったので、土曜にマンハッタンの同教会でのイベントに顔出す前に、お見舞いに行くことにした。
だが、自分が病室に到着した約10分前に、天に召されたらしい。
今思うと、逝く直前の、ご家族や医者、看護師達が出たり入ったりしながら、ご本人が苦しんでる状態で会うより、表情も安らかになってから会えたってのも、よかったのかもしれない。
教会は別だったんで、一緒に何かを企画するということはなかったが、時田都さんはいつも優しく接してくれた。
Happy Hourのことも応援してくれてた。
4月25日は、丁度一年前、都さんと同じ教会で、同じく自分にはよくしてくださってたハリー桑田さんが召されたのと同じ日だった。何か不思議なつながりを感じた。
改めて、信仰の先輩方の人生に感謝しつつ。




