うちの教会では、2010年、当時の牧師先生の提案で、みんなで新約聖書の初めにある4つの福音書を読むということから始まり、その先生が他州に移った後も読み続け、2011~2014年の牧師不在の間に福音書だけではなく新約聖書全てを読み終えた際、みんなで話し合って思い切って旧約聖書の最初の『創世記』から読み始め、超長い『詩篇』や、読んでてやたらと叱られてる気分になる『箴言』も終え、現在なんとか『エレミヤ書』に辿り着いている。
前の建物を出てからの過去1年は、礼拝が終わったら近くのカフェに数名で移動し、引き続き共に聖書を読む時間を持っている。
いつもなら4、5人参加者がいるが、昨日は女性1人と男性2人。
読んだ箇所の中で、3人全員が気になった点があった。13章27節にある、「お前が姦淫し、いななきの声をあげ淫行をたくらみ、忌むべき行いをするのを丘でも野でもわたしは見た。」という部分。
13章を読み終えたら、即、誰かが言った。
「相変わらず凄いこと書いてあるね。」
「姦淫と淫行って、どう違うの?」
「姦淫は無理矢理とかで、淫行は1人でやったりとかも入るんじゃないの?」
「いや、淫行はもっと幅広い意味で、姦淫もそれに含まれるはず。無理矢理だと『強姦』でしょ。」
「あ、そうか。」
「姦淫ってのは、結婚外で関係を持つことでしょ。」
「そういえばさ、TOKIOの山口は辞めさせられたのに、なんでSMAPの草彅は辞めさせられなかったんだ?」
「相手がいたかいなかったか、じゃないかな。」
「でも両方性犯罪じゃん?」
「被害者がいたかいないか、ってことでしょ。」
「裸で外出てるだけなら、本人が恥ずかしいだけだもんね。」
「まぁ、それを目にする側もある意味被害者かもしらないけど…。」
「だったら、山口がやったのが姦淫で、草彅のは淫行か?」
普段なら、解らない言葉があると、誰かがすぐにスマホで調べるんだが、やけに今回は話に花が咲いてしまった。
後で調べたら、『姦淫』とは既婚者と配偶者以外の性交、『淫行』とは『姦淫』も含む婚外性交で、相手がいなかった草彅のも、(とりあえず報道では)キスだけだったとされる山口のも、『わいせつ』ってやつで、結局うちらが話してたことは微妙に(?)違ってたということが解った。
「ったくうちの教会、相変わらずバイブルスタディ中にこんなことで時間を割いてていいんだろうか…」とも思ったが (笑)、これら以外でも、言葉の意味への理解が曖昧なままで聖書の勉強を続けてる人達って結構多そうなんで、思い切って分ち合うことにした。
聖書では『姦淫』ってのが偶像崇拝を比喩してることが多いので、必ずしも性的な意味だけだとは限らず、偶像も不倫も含んだ『神に喜ばれない関係』という意味で捉えた方が解りやすい場合が多いのかもしれない。
Jesus loves y’all.




