
先日からコンサート続きだが、今夜は夫婦でハーレムまで。あの黒人音楽の殿堂、アポロ劇場で、なんと和田アキ子がデビュー40周年記念コンサートを開催するとか。実はCD持ってたりするし、歌手としては嫌いじゃない。芸能界で威張ってるとか、性格が悪いとか、よく聞くけど、その辺はやはり自分も猪木ファンだけあって、個人的に関わらなくていい限りは、結構楽しんでたりする。
アポロでのヘッドライナーは日本人として初らしい。そりゃそうだろうな。周りはもちろん殆ど日本人。ここ数年はハーレムでもよく日本人を見るようになったけど、ここまで多いと、やはり不気味だ。
前座には、Wild Womenという、高齢の女性三人によるブルースユニット。以前聴きに行ったことがあるんで、特に目新しいことはなかったけど、周りはのりまくってた。
やっぱ最初は『古い日記』で正解だったと思う。そこから数曲、昔のヒット曲が続き、途中で、Sam & Daveの片割れ、サム・ムーアが参加。38年前に『ミュージック・フェア』で和田アキ子と共演した時のビデオが会場で流され、その後『Soul Man』でデュエット。
そして今度はスクリーンに、和田が尊敬(っつうか、崇拝?)していたレイ・チャールズの写真が映され、レイの思い出について語りだし、その後に『Georgia on My Mind』。先週、ウィリー・ネルソンもこの曲を歌ったが、やはり、レイへの追悼となると、全然感情が違う。実は自分、嫁さんにばれない様に、こっそり涙を流してた。映画やドラマで泣くことは殆ど無いのに、コンサートでは実はよく涙を流すが、未だにその現場を嫁さんに見られたことがない。
終盤には、ブロンクス・マス・クワイヤと共に『抱擁』を。だがクワイヤにはもう二、三曲歌ってほしかったな。彼らの出番が終わると、案の定、周りに座ってた数人の黒人客は去っていった。
そして、『あの鐘を鳴らすのはあなた』、『夢』と続き、アンコールでは、曲名知らないのを一曲、そして最後には、『今あなたにうたいたい』で、数年前に紅白歌合戦でやった、サビの部分をマイク無しで歌うというのをやってのけた。自分らは三階の後ろの方に座ってたけど、しっかり声が届いてたんで凄い。
ただ、テレビやラジオでトークショーのホストとかやってんだろうけど、一人で喋るのって苦手らしい。語りの部分は、越路吹雪や美空ひばりのエピソードなど以外は、間が悪いのか、退屈なのが多かった。
日本のR&B界の女王…みたいな紹介のされ方だったけど、正直、上手いのか下手なのか、判断がつかない。だが、彼女のスタイルを確立してるっつうのは、やはり凄いし、越路吹雪がヒットさせた『愛の賛歌』では、特にそれを感じた。
いずれにせよ、行ってよかったと思う。久しぶりに、日本人でよかったってのと、ニューヨークに住んでてよかったてのを、同時に感じることができた。
ちなみに、昔、バラエティ番組で共演してた覆面レスラー、ザ・デストロイヤーも奥さん同伴で来てた。これまで何度かメールのやり取りをしてたんで、今回のことも念のため知らせておこうかと思いながら忘れたりしたけど、さすが、遠い州北部からちゃんと来てた。終わってから、会場の前で、ちょっと話すことができたけど、すぐに大勢の人やテレビ局の取材に囲まれて、なかなかその場を去ることができなかったようだ。